プレゼンテーション研修

相手に伝わるプレゼンテーションの基礎を学ぶ

プレゼンテーションとは

 プレゼンテーションとは、相手が知りたい情報をわかりやすく具体的に伝えることです。プレゼンテーションは、仕事の成果に直結する重要なスキルですが、プレゼンテーションに苦手意識を持つビジネスパーソンが多いのも事実です。人前で上手く話すのが苦手、分かりやすい資料作成の方法が分からないなどで、悩んでいる人も少なくありません。実際のところ、プレゼンテーションを体系的に学ぶ機会も少なく、経験値や見よう見まねでスキルをあげていることも多いのではないでしょうか。
社内外でのプレゼンテーションが必要とされるビジネスシーンは増える中、説得力の高いプレゼンテーションを実践するためには、プレゼンテーションの基本やスキルなどの原理原則部分をしっかりと学び、それらを基盤として経験値を積んでいくことが重要となります。

 

研修の狙い

  • プレゼンテーションに必要な知識と心構えを学ぶ
  • 相手を納得させるプレゼンテーションのシナリオ構成・具体的手法を身につける
  • プレゼンテーションの演習を通して、職場で実践できるスキルを習得する

プログラム

※内容は、貴社のご要望に応じ、カスタマイズが可能です。
※時間の目安は10:00~17:00です。

1.プレゼンテーションに必要な知識と心構え

(1)プレゼンテーションとは何か?
(2)「伝える」と「伝わる」の違い
(3)優れたプレゼンテーターとはどんな人
(4)プレゼンテーションはコミュニケーションである
(5)プレゼンテーションが成功する3要素
(6)自分が表現したいことを伝える

2.事前準備とシナリオ構成

(1)効果的なシナリオの作り方
(2)話を組み立てる
(3)論理的な構造で組み立てる
(4)効果的なオープニング
 ①最初の3分で勝負が決まる
 ②相手が注意と興味をもつポイント

3.プレゼンテーションのポイント【トレーニング】

(1)相手の印象に残すために
 ①言語メッセージとともに非言語メッセージも活用する
 ②立ち振る舞い・手振りなど
 ③アイコンタクト
(2)話す量とスピード
(3)使用する用語
(4)相手の気持ちになる

4.相手を納得させるプレゼンテーション

(1)納得するための要素
(2)人は理屈ではなく、感動して動く
(3)人を惹きつけるのに必要なポイント

5.実践!プレゼンテーション【トレーニング】

(1)シナリオ作成
(2)5分間プレゼンテーション
(3)他受講生・講師からのコメント
 ※1対2、1対多など、状況に応じ対応

6.まとめ

プレゼンテーションで結果を出すために欠かせない要素

プレゼンテーションとは、自分の提案や主張を相手に伝えることと思われがちですが、大事なポイントとして全ての原点は自分ではなく、聞き手である相手にあることを意識することが重要です。相手の期待感や要求に応え、そして理解してもらうことが前提となります。
また、プレゼンテーションで結果を出すために事前の準備が非常に重要となります。効果的なプレゼンテーションのためには、「事前準備」「資料作成」「伝え方」の3つの基本要素が欠かせません。
できるだけ重要ポイントをおさえて、シンプルな構造でわかりやすく伝えることが納得、共感を得るためのポイントです。プレゼン資料を構成する際は、データや数字ロジックなどの論理的な根拠が示された資料を作成することで、説得力を高めることにも繋がります。

 

プレゼンテーションの基本

プレゼンテーションを行う上での基本は相手にどう伝わるかといった相手を起点にすることが重要です。プレゼンテーションは1対1などの少数、1対多となる大勢にするケースがあります。ただし、どんなシチュエーションでもベースは基本的には同じであり、1対1や1対多の手法を活用することで、聞き手の心に響くプレゼンテーションができるようになります。

 

効果的でわかりやすいプレゼン資料の作り方

効果的でわかりやすいプレゼン資料は、商談や会議をスムーズに進める上で必要性が高く、成果にも影響を及ぼします。営業や企画など、プレゼン資料の作成に携わる人にとって、効果的なプレゼン資料を作成するスキルは必要不可欠と言えるでしょう。しかし、会社でプレゼン資料の作成方法を体系的に教わる機会は少なく、自己流になっているビジネスパーソンも多く見られます。もう一段ステップアップするためには、伝えたいことを、簡潔にわかりやすく、効果的に伝えるためのプレゼン資料作成のノウハウと業務にすぐに活かせる実践的なスキルが求められます。
顧客目線のシナリオ作り、効果を高める図解を活用した資料の作成方法を身につけることで、相手目線で納得感のあるプレゼンテーションが実践できます。

 

プレゼンテーションで使えるフレームワーク

1.PREP法

「要点→理由→具体例→要点」の展開で進めることで、相手に分かりやすく伝えることができます。
はじめに「要点」を伝えてから、結論に至った「理由」を説明します。そして、理由に納得感をもたせる「事例やデータ」を提示した上で、再び「要点」を伝える構成になっています。

P Point:要点、結論、主張 (私は、~と思います。)
R Reason:根拠、理由 (なぜなら~だからです。)
E Example:具体例、事例 (具体的には、~のような事例があります)
P Point:要点、結論、主張を繰り返す (よって、私は~のように考えます)

PREP法を使うメリットは、結論や理由が明確になっているため、聞き手が理解しやすい、説得力が増す、短時間で主張が伝わる、話し手も考えを整理できる、などが挙げられます。

2.SDS法

「概要→詳細→概要・結論」の順に話し、伝えたい事柄を端的説明する場面で有効な手法です。
全体の「概要や結論」を述べてから、その「詳細」を伝えます。最後に「結論」を繰り返して全体をまとめる文章構成です。

S Summary:概要、要点 (○〇について解説します。)
D Details:詳細 (〇〇とは~です。~なります。)
S Summary:概要、結論、まとめ (このように、〇〇なのです。)

SDS法を使用するメリットは、短時間で話の要点が伝わる、要点が印象に残りやすいなどが挙げられます。

3.DESC法

コミュニケーションスタイル(アグレッシブ型、ノンアグレッシブ型、アサーティブ型)のうち、「アサーティブ型」に該当する、相手を尊重しながら自己主張するコミュニケーション方法です。
アメリカの心理学者ゴードン・バウアーらによって提唱されました。
「描写→説明→提案→選択」の順に会話を展開し、納得感のある結論を導いていきます。

D Describe:描写する
 (解決課題に対して、現状や相手の行動など客観的な事実のみを具体的に話す)
E Explain・Express:説明する
 (描写した内容に対して、自分の意見や感じていることを伝える)
S Suggest・Specify・:提案する
 (課題解決のための具体的・現実的なアイディアや代替案を提案する)
C Choose:選択する
 (提案への受け入れ(Yes,No)に対して、それぞれの結果や選択肢を示す)

DESK法を用いるメリットは、提案力の強化、建設的な話し合いになりやすいこと、自分の主張のみを押し通さず、双方納得の解決策につながること、などが挙げられます。

プレゼンテーションの構成として、始めにDiscribe(描写)にあたる客観的事実を説明することで、提案部分により一層の説得力を持たせることができます。

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