報連相研修

効果的な業務を進めるための報告・連絡・相談の基本を習得する

研修の狙い

  • 「報・連・相」を円滑に行い、業績アップやミス防止、さらには職場の良好な人間関係の構築につなげる
  • 「報・連・相」を行う上でのポイント、必要なスキルや考え方を学ぶ

プログラム

※内容は、貴社のご要望に応じ、カスタマイズが可能です。
※時間の目安は10:00~17:00です。

1.組織における報・連・相の必要性

(1)業績アップ・ミス防止に欠かせない報・連・相
(2)報・連・相がうまくいくと、どんな良いことが起こりますか?【ディスカッション】

2.なぜ、報・連・相がうまくいかないのか?

(1)双方の認識違い
(2)今までの業務での失敗例・成功例【ディスカッション】
(3)報告・相談しやすい雰囲気とは

3.仕事は指示を正確に受けることから始まる

(1)上司の指示の受け方
 ①正確に指示を受けるためには
(2)意図と解釈の違いを無くす指示の受け方
(3)上司の指示が曖昧な時はどうすべきか

4.報告・連絡の基本

(1)報告は義務である
(2)相手がわかりやすい報告の仕方とは
(3)わかりやすい報告の仕方【演習】
(4)報告・連絡の手段
(5)情報を正しく伝達する連絡のポイント

5.相談の基本

(1)時間をかけて悩みすぎない
(2)今まで相談できずに悩んだこと【ディスカッション】
(3)わかりやすい相談の仕方【演習】
(4)教えられ上手になる
(5)相談ロールプレイング【ワーク】

6.まとめ

なぜ報連相は必要なのか?

 ・生産性の向上
 ・業務の円滑化
 ・心理的安全性を高める
 ・事態への早期対処がしやすくなる
報連相を怠ってしまった場合、状況を正しく把握できず、すれ違いや思い違いから業務が滞ったり、トラブルにつながったりする恐れがあります。日常的に報連相を行いながら関係性を築いていくことで、チームメンバーの意思疎通がとれ、業務効率も向上しやすくなるでしょう。

 

報連相がうまくいかない理由とは?

「伝えたいことが分からず、状況把握に時間がかかる」「事が大きくなる前にもっと早く報告してほしかった」のような経験はないでしょうか。原因として、以下が挙げられます。

 ・前置きが長く、結論が不明確
 ・自分の意見や憶測が多く、現状が捉えにくい
 ・ミスやトラブルの報告を後回しにし、状況が共有されず、対応が遅れる
 ・聞かれないと報告しない、報連相の必要性がわかっていない
 ・チーム・組織での業務上の優先順位が不明確で、何を報連相すべきか共有されていない

情報収集力(聴く)と発信力(伝える・共有する)を高め、メンバーの関係性、チーム力を高めていきましょう。

 

まずは指示を正確に受けるところからスタート!

仕事の受け方にもコツがあります。何を求められているかを正しく把握することで、思い違いやミス、トラブルを未然に防ぎ、効率的な仕事につながります。
① メモをする(5W3H)
 What:何を(目的・対象)
 When:いつ、いつまでに(日時・期限)
 Where:どこで、どこへ(場所・目的地)
 Who:誰が、誰と(相手・関係者)
 Why:なぜ、何のために(目的)
 How to:どのように(手段・方法・手順)
 How many::いくつ(数量)
 How much:いくらで(費用)
 

② 復唱、確認をする
 5W3Hを意識して整理ながら聞き、抜けや漏れの無いように内容を確認します。

③ 疑問点は質問し解消する
 進んで質問や確認をすることで曖昧な部分を解消し、自分の行うべき具体的業務や手順が明確になります。また、他の仕事と重なった際には、内容や期限の確認や、必要に応じて優先順位の判断を仰いでも良いでしょう。

 

適切なタイミングと内容で「報告・連絡」を

「報告」とは、指示を受けた仕事について、経過や結果などを知らせることであり、完了報告をもって依頼主からの依頼を全て完了したことになります。また、経過報告も大切です。トラブルや遅れが生じた場合でも、早期の報告によって十分に対応可能なこともあります。特に計画と異なる場合は速やかに報告しましょう。
 【指示・依頼を受ける】→【中間報告】→(トラブルや変更報告)→【完了報告】

「連絡」とは、仕事の関係者間で共有すべき情報を伝えることです。
以下のようなタイミングが挙げられます。
 ・外出する時
 ・約束時間等が変更になった時
 ・お客様や取引先などから伝達事項や新たな情報を得たとき
情報には鮮度があるので、連絡のタイミングが重要になることもあります。迅速かつ正確な伝達を心がけましょう。

 

一人で抱え込まずに「相談」を

「相談」とは、判断や対応に困った時に上司・先輩などに助言をもらうことです。一人で悩みすぎたり、独断で動いたりする前に、一度「相談」してみましょう。解決のヒント、適切な対応につながります。
 ・相談前に、相談内容を整理して、メモしておく
 ・事前に調べられることは調べ、自分なりの意見・考えをもった上で相談する
 ・相談相手への結果報告と感謝を伝える

 

効果的な「報連相」のポイント

〇報告・連絡・相談をする際は、次のことに気を付けましょう
 ・結論から簡潔に、分かりやすい言葉で(結論→理由→経過・詳細)
 ・報告、連絡、相談のどれにあたるのか明確にする
 ・事実と考えは分け、客観的伝える
 ・トラブルや悩みは、早めの報告・連絡・相談を
 ・相手や状況によって伝える方法・タイミングを選ぶ

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