5年目社員研修

5年目社員として必要な考え方やビジネススキルを習得する

研修の狙い

  • 5年目社員としての役割期待を認識し、主体的な行動へつなげる
  • リーダーシップを発揮し、チーム内のコミュニケーションの活性化の核となる
  • チームの問題解決に主体的に取組み、チームの成果を向上する

プログラム

※内容は、貴社のご要望に応じ、カスタマイズが可能です。
※時間の目安は10:00~17:00です。

1.これまでの業務を振り返る【ディスカッション】

(1)入社から今日までの振返り
(2)成功・失敗体験の共有

2.5年目社員に求められる役割理解

(1)「私たちに求められる役割とは?」【ブレインストーミング】
(2)上司からのメッセージ【事前課題】※必要に応じて対応

3.5年目社員として求められる主体的な行動

(1)自律的・主体的に働くこと
(2)常に問題意識を持って職場改善に取り組む
(3)後輩指導を率先して実践する
(4)チームの問題解決に取り組む

4.リーダーとして輝く

(1)リーダーシップを発揮するには
(2)魅力のある人材となり、人を巻き込む
(3)この仕事の働きがいを伝えていますか?【ディスカッション】
(4)部門内のコミュニケーションを活性化する
(5)豊かな人間関係を構築し部門の成果を向上する

5.チームの問題解決

(1)問題とは
(2)部門にある問題を考える【ワーク】
 ①原因の洗い出し
 ②問題の構造化
 ③原因の洗い出し~Why思考~
 ④解決策の検討・立案
 ⑤実践に向けた優先順位

6.まとめ

社員5年目に期待されること

入社5年目社員に期待されることは、現場リーダーとしての活躍です。チームの核としての自覚をもち、これまでの経験・スキルを活かしながら、主体的な行動や積極的なコミュニケーションが求められます。
 この先のキャリアを考える時期に、様々な経験を積み、リーダーシップを発揮する機会をもつことが、業務の幅を広げ、深める経験にもなります。

 

まずは、役割の理解を

チームの一員、プレイヤーとして成果を出す人物が、必ずしもリーダーシップを発揮し、活躍できるとは限りません。「チームの中心となってきたけれど、何を意識し行動すればよいのかよく分からない」という方もいるのではないでしょうか。メンバーの力を引き出し、チームの力を最大化するために、一度、「求められる役割や業務のポイント」「リーダーシップとは?」について考え、学ぶ機会をもちましょう。
 ・率先した後輩指導、メンター
 ・問題意識をもった職場・業務改善
 ・チームコミュニケーションを活性化し周囲を巻き込む
 ・目的・目標の明確化、理解、共有、提案 など
 ・チームの問題解決

 

リーダーとして輝く ~リーダーシップとは?~

 リーダーシップの定義は様々ありますが、一例として「職場やチームの目的を示し、チームのパフォーマンスを最大化させることによって目標達成を実現する能力、メンバーに及ぼす影響力」を指します。
 かつてはカリスマ性のような一部の人のみもつ特別な才能や素質、指導力、統率力であると考えられていましたが、現在では、誰もがもちうる能力であり、トレーニングによって身につけられると考えられています。

 

①目標の明確化・共有・理解

チームの目標設定を明確かつ具体的に設定・共有しておくことが大切です。仕事を進める上で、意思決定の際の指針にもなります。メンバーの理解を得るために、何のために行うのか意義を説明したり、進捗状況(成果)を共有しながら進めたりすることで、共通の目標に向かって一致団結でき、高いモチベーションで働けるようになるでしょう。

②コミュニケーションの活性化・信頼関係の構築

 組織やプロジェクトを運営する上では、多くのメンバーを巻き込みながら業務を進める必要があります。普段から良好な人間関係を築いておくことで、周囲との円滑なやり取や連携が可能となり、効率よく仕事を進めることができます。コミュニケーションが適切にとれる関係性は、仕事をする上でのすれ違いの解消や指示を肯定的に受け取る姿勢にもつながります。
 メンバーを知る姿勢をもち、こまめな声掛けをする、相手を成長に導くコーチングスキルを学ぶ、傾聴・自己開示を心がける、フィードバックの機会をもつなど、対話ができる環境づくりのために実践できることは多くあります。

③後輩育成・指導、コーチングスキルを身につける

 組織をリードする人材として、メンバーの育成や指導を任される機会もあります。後輩育成・指導においては、コミュニケーションをとること、指示を的確に出すことの他に、コーチングスキルも必要です。一人ひとりの話をよく聴き、考えを引き出すことで、相手に自発的な行動を促し、やる気を引き出すことができます。

④問題意識をもった職場・業務改善

 業務を着実に遂行していく力と共に、通例通りのやり方でよいのか、より良い方法はないか考え、提案していくことも重要です。問題が起こった際の対処と同様に、全体を把握し、ありたい姿・問題を明確に捉え対処する視点がチームには必要です。

 

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リーダー研修の対象別実施ポイントと内容

 

チームの問題解決

問題とは?
問題とは、目標(あるべき姿)と今ある現状とのギャップ
として生まれるものです。問題の解決が、目標の実現につながります。
問題には、
・顕在化しているもの(起こっている問題)と
・見えていないもの(より高い状態を目指し、問題設定していく)
がありますが、日々の業務の中では、前者の対応に追われる場面が多いかもしれません。
問題解決の難しさは、その場を収めるための場当たり的な対処に終始し、根本的な解決にならないことが挙げられます。プロセスを踏み、問題の真因を見極めましょう。

部門にある問題を考える
問題解決を行うためには、まず何が問題となっているのか、正確に把握することが必要です。
目の前の事柄にのみ対処するのではなく、真の原因の分析と、解決策として優先順位の高いものから取りかかっていくことが大切です。

① 現状と目標から、問題を定義
② 原因の洗い出し・問題の構造化
③ 課題の設定 
④ 解決策の検討・立案 
⑤ 実現に向けた優先順位
⑥ 実践、フィードバック、評価

問題解決の手法
○Why思考
「なぜ?」を繰り返すことによって真因に近づいていく手法です。表面的な事象にとらわれずその背景や理由を探り、本質にせまることができます。

○How思考
「どうやって?」を繰り返すことで具体的な解決策を導き出します。

○ロジックツリー
主に問題解決の手法として使われます。設定した課題に対し、要素や原因をツリー状に分解・構造化します。問題点や改善策を構造化することで、全体像の把握や解決法の発見に役立てます。

 

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