2年目社員研修

2年目社員として必要な考え方やビジネススキルを習得する

研修の狙い

  • 2年目社員としての役割期待を理解し、主体的な行動へつなげる
  • 社内コミュニケーション力を向上させ、業務の円滑化につなげる
  • 段取り力を高め、生産性の高い仕事を実現するためのコツを学ぶ

プログラム

※内容は、貴社のご要望に応じ、カスタマイズが可能です。
※時間の目安は10:00~17:00です。

1.これまでの業務を振り返る【ディスカッション】

(1)入社から今日までの振返り
(2)成功・失敗体験の共有

2.2年目社員に求められる役割理解

(1)「私たちに求められる役割とは?」【ブレインストーミング】
(2)上司からのメッセージ 【事前課題配布】※必要に応じ対応

3.2年目社員として求められる主体的な行動

(1)自律的・主体的に働くこと
(2)常に問題意識を持って行動する

4.円滑な人間関係のベースに必要なコミュニケーション力

(1)豊かな人間関係を創る
(2)相手を理解すること【グループワーク】

5.目の前だけでなく先の仕事を意識し、信頼を得る

(1)先輩・上司の意向を意識する
(2)業務に対しては常になぜ?を意識する

6.生産性の高い仕事につなげる段取り力

(1)業務のタイムマネジメントを実施する
(2)今より効率を上げる仕事の進め方
(3)優先順位の決め方
(4)業務改善のステップ

7.まとめ

社員2年目に期待されること

                     ~「主体的・自律的行動」「生産性の向上」と「コミュニケーション」~
 研修期を終え、チームの一員としてこれからの成長・活躍が期待されるのが2年目です。1年目の指導を仰ぐ段階からステップアップし、自ら考え行動していく「主体性・自律性」の発揮や、質・量ともに「生産性の高い仕事の仕方」が求められる時期にさしかかります。また、社内外との適切なコミュニケーションが、信頼関係の構築や、円滑な業務推進につながります。周囲の協力も得ながら、業務を遂行していくことができます。
 しかし、今後のキャリアに前向きに進んでいく方がいる一方で、一人で仕事を進めていく不安や、人間関係の悩み、自身の成長・職務適性・キャリアへの疑問、仕事への飽き、業務過多による多忙等、不安・不満を抱え離職を考える方もいるのが現状です。

2022年度新入社員 入社半年後 意識調査アンケート【SMBCコンサルティング発表】

そこで、1年目を振り返り自身と向き合うと共に、2年目にどのような意識・目標をもってスタートを切るのかにあたっての「マインドセット」が重要となります。仕事での難しさも成長の機会と捉え、自己成長へとベクトルを向けるきっかけづくり、意識づけのチャンスです。そして、現在地を認識し目標に向かうためのヒントを得ることができたなら、2年目のスタートを少しでも前向きな気持ちで、自ら踏み出せるのではないでしょうか。新入社員の迎え入れに忙しい時期ではありますが、先輩となる2年目社員の働く姿が、新卒社員の目指す姿にもなり、重要な年次となります。

 

社員2年目に求められるスキル

◎社会人基礎力とは
 職場や地域社会で様々な人と仕事をしていくために必要な力として、3つの能力・12の能力要素として定義されています。(「人生100年時代の社会人基礎力」経済産業省)
 仕事を通して身につけていく力ではありますが、その要素を本人が理解しておくことで、自身と照らし合わせながら目標設定や成長のヒント、振り返り、成長の実感として活用することができます。

社会人基礎力3つの能力
1) 前に踏み出す力(アクション) ~一歩前に踏み出し、失敗しても粘り強く取り組む力~
  ・[主体性] 物事に進んで取り組む力
  ・[実行力] 目的を設定し確実に行動する力
  ・[働きかけ力] 他人に働きかけ巻き込む力
2) 考え抜く力(シンキング) ~疑問を持ち、考え抜く力~
  ・[課題発見力] 現状を分析し目的や課題を明らかにする力
  ・[計画力] 課題の解決に向けたプロセスを明らかにし準備する力
  ・[創造力] 新しい価値を生み出す力
3) チームで働く力(チームワーク) ~多様な人々とともに、目標に向けて協力する力~
  ・[発信力] 自分の意見をわかりやすく伝える力
  ・[傾聴力] 相手の意見を丁寧に聴く力
  ・[柔軟性] 意見の違いや立場の違いを理解する力
  ・[情況把握力] 自分と周囲の人々や物事との関係性を理解する力
  ・[規律性] 社会のルールや人との約束を守る力
  ・[ストレスコントロール力] ストレスの発生源に対応する力

◎主体的・自律的行動を醸成するために ~自律型人材とは~
自律型人材とは、指示を待つのではなく、自らの意思で考え能動的に業務を遂行できる人材を指します。自律型人材が今求められている理由は、めまぐるしいスピードで変化する経営環境に対応しつつ組織が存続していくためには、環境変化に臨機応変に対応しながら、企業の目標達成に向けて仕事を進めることが出来る人材が必要だからです。
自律型人材の特徴を以下に3点、研修内容のポイント(例)と併せてあげておきます。

①自分から行動できる
 企業理念や企業戦略なども頭に入れた上で、組織が求めている方向性を念頭に何をすべきなのかを自分で考えて行動します。
▶研修内容のポイント(例)
 ・会社の強みを考える
 ・2年目に期待されること・役割・視点を理解する
 ・担当する仕事の意味や目的を考えて取り組む

 

②責任を持って行動できる
自分自身が責任を持つ代わりに、自分で考え仕事をします。自分で思考し、行動するということは、責任感が伴うということを理解しているからこそできることです。このような考え方があるからこそ、自分で判断する回数が多くなり、それに比例して、成長するという好循環が生まれます。
▶研修内容のポイント(例)
 ・その時の状況や問題を捉え、自分のやるべきことを判断する
 ・自己決定し行動にうつす
 ・結果を振り返り、次につなげる

 

③自分らしさを仕事や自己啓発に反映できる
与えられた仕事に対して自分の意志や価値観を持っており、それらを大切にしながら物事の判断・決定が行えることから、人の意見や場の空気に流されずオリジナリティのある自分らしい仕事ができるようになります。又、自己研鑽についても同様に、学びは会社が与えるものという考えはなく、自分自身の成長は自分で掴みにいく傾向がよく見られます。
▶研修内容のポイント(例)
 ・自身の強み、成長を振り返る
 ・自己のモチベーションを知る
 ・目標設定を行う

◎人間関係の基礎、コミュニケーション
コミュニケーションスキルとは、スムーズな情報共有を実現するスキルを指し、傾聴力や共感力と言い換えることが出来ます。コミュニケーションが得意な人は、自分の意見を分かりやすく伝えたり、相手の意図を的確に汲み取ったりできます。職場における信頼関係の構築や心理的安全性の確保にとって重要な能力です。

▶研修のポイント
 ・基本を振り返る(挨拶、非言語コミュニケーション)
 ・相手の意図をくみ取る(聴く力、質問力、傾聴)
 ・伝えたいことを正しく伝える(分かりやすい話し方、報連相)
 ・自分と相手のコミュニケーションタイプを知る
 ・周囲の協力を得る(フォロワーシップ)
 ・アサーティブコミュニケーション

◎生産性の向上 ~仕事を上手くまわしていくためのタイムマネジメント・段取り力~
限られた時間の中でより高い成果を実現するために、ビジネスマンに共通して求められるスキルです。生産性とは、労働時間に対してどのくらい成果が得られたのかという「労働生産性」のことを指します。労働生産性=労働による成果(アウトプット)÷労働投入量(インプット)スケジュール管理に留まらず、仕事の全体像を把握、整理し、優先順位をつけることで、仕事の段取りや仕事の進め方の判断基準が明確になります。

▶研修のポイント
 ・インプットとアウトプットとは
 ・タイムマネジメントの意義・目的・メリットを知る
 ・ゴールの明確化(全体像を捉える)
 ・業務の洗い出し・整理(細分化、前後関係の把握、役割分担の確認)
 ・優先順位をつける
 ・ToDoリストの作成・実行・振り返り

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