来場セミナー
新任役員・次世代経営幹部のためのエグゼクティブ・プログラム
新任取締役・執行役員セミナー【3日間コースB】
勝ち残りをかけたリーダーの役割とマネジメント
各講 選択受講可
日付
会場案内
※受付は30分前より開始いたします ※欠席・遅刻の場合は、ご連絡をお願いいたします
概要(狙い)
新任取締役・執行役員や役員候補者を対象としたコースです。経営リーダーとしての資質・能力を体得するとともに、自社を改革し、更に成長させるための能力やスキルを学び、実践に役立てていただけるプログラムです。 【第1講】「取締役の役割と実務」/講師:才木 正之 氏 経営環境の構造変化の中、社長を補佐し全社業績を担う取締役の重要度が増しています。取締役には、自部門業績の達成は勿論の事、中長期・全社的な視野で自社の方向性を考え、将来に向けて経営改革を推進する責務があります。取締役・執行役員の皆さまは部長層とは異なり、経営戦略を積極的に社長に進言し、実行する姿勢と能力が不可欠です。本セミナーでは、取締役・執行役員に求められている役割を事例を用いて具体的にわかり易く解説いたします。複数の取締役・執行役員がご参加いただくと、問題意識と活用手法が自社内で統一できるのでより効果的です。 ※昨年度開催の「取締役・執行役員対象取締役の役割と重点実務」からタイトルが変更になりました 【第2講】「決算書の構造と会社の数字の読み方・分析の基本」/講師:石橋 研一 氏 現場一筋で業務知識は深いけれど、経理には縁が無かった、あるいは会計は苦手で数字の読み方がよくわからないまま取締役・執行役員になられた方は多いと思います。役員になると責任が格段に大きくなり、会社全体の意思決定をする場面も多くなるため、会計知識が必須となります。そこで本セミナーでは役員として最低限理解しておくべきポイントに絞って決算書の読み方と財務分析の行い方を解説します。実例を用いた説明と個人演習でスムーズに理解ができる内容です。ぜひご参加ください。 ※昨年度開催から講師が変更になりました 【第3講】「取締役の責任とコンプライアンス・法律知識」/講師:山口 利昭 氏 今なお、毎日のように新聞紙上やメディアでは企業不祥事・不正や製品事故の報道が続いております。さらに相次ぐ規律強化の法制化を受け、取締役の役割や責任は従前とは比較できないほどに重く強化されております。今まさに、取締役は、何か起きた時に、知らなかったでは済まされません。 本セミナーでは、法律知識のない方、新任者の方にも理解できるように、法律の基礎から実務における重要ポイントまで、最近の経営環境や経営問題を踏まえながらわかりやすく解説します。
対象者
取締役・執行役員(特に新任の方におすすめします)・次世代経営幹部候補者
講師

御堂筋税理士法人 代表社員
株式会社組織デザイン研究所 代表取締役
才木 正之 氏
主な得意分野:中期経営計画、経営戦略、財務会計全般、組織変革 略歴:大阪府立大学経済学部卒業、平成6年税理士小笠原士郎事務所入所(現御堂筋税理士法人)。財務管理を背景に、経営計画の策定と実行推進、企業変革や会議のコーディネート、後継者・管理者の育成を中心にコンサルティング、社外役員、セミナーなどで幅広く活動。銀行・商工会議所などでの講演が多い。
著書:「2020年の会計事務所の経営戦略」(2019年中央経済社:共著)

税理士法人GROWLEAD
代表社員、税理士、中小企業診断士
石橋 研一 氏
主な得意分野:財務コンサルティング、経営コンサルティング、事業再生、事業承継、資金調達 略歴:平成7年大阪大学経済学部卒業後、住友銀行入行。平成10年公認会計士事務所入所、税理士業務に加え、さまざまな財務コンサルティング業務に従事。平成18年独立。税務顧問として中小企業経営者の経営全般の相談に対応するかたわら、事業再生や事業承継のコンサルティング業務にも従事している。大阪経済大学経営学研究科・客員教授、一般社団法人大阪中小企業診断士会・副理事長、大阪府中小企業活性化協議会・個別支援チーム構成員などを務めている。

山口利昭法律事務所
代表弁護士
山口 利昭 氏
略歴:大阪大学法学部卒。平成19年~22年まで同志社大学法科大学院講師として会社法演習担当。ニッセンホールディングス㈱では社外取締役とともに、取締役会議長を務める(平成28年11月退任)。日本コーポレートガバナンス・ネットワーク理事。金融庁企業会計審議会内部統制部会委員。
著書:不正リスク管理・有事対応-経営戦略に活かすリスクマネジメント(有斐閣2014年)ほか
到達目標
【第1講】「取締役の役割と実務」/講師:才木 正之 氏 ◎中長期・全社的な視野で経営戦略を考えられるようになる ◎中期経営計画の策定方法と自部門の改革課題が理解できる ◎自部門の業績達成力、部下指導・育成力が強化できる 【第2講】「決算書の構造と会社の数字の読み方・分析の基本」講師:石橋 研一 氏 ◎役員として責任を果たすために必要な財務諸表の基本構造と読み解き方を理解する ◎主要な分析指標の意味と活用法を習得する ◎ケーススタディを通じて、企業の課題分析と解決策の策定プロセスを体感する 【第3講】「取締役の責任とコンプライアンス・法律知識」/講師:山口 利昭 氏 ◎会社法等が求める取締役の義務と責任の本質を理解できる ◎昨今重要なステイクホルダーへの配慮やリスクの把握をし、コンプライアンスを推進できる
参加者の声
【第1講】「取締役の役割と実務」/講師:才木 正之 氏 ・役割の理解だけでなく、何をしたら良いのか、何をすべきか今後のヒントになりました(サービス業、執行役員、40代) ・自身に求められていることを、認識できる良い機会になりました(サービス業、取締役、40代) ・担当している経営会議を見直し、会議を通じて会社を成長させていけると感じました(医療・福祉業、取締役、40代) ・内容が完成されており、見やすく分かりやすかった ・聞きとりやすく分かりやすかった(卸・小売業、執行役員、20代) ・経営業務が体系的に学べたことは、大変貴重な機会でした(情報通信業、執行役員、40代) ・役員が担うべき役割の理解と、実行の重要性を再認識できた(運輸業、代表取締役、50代) ・見識が豊富で色々な講話をいただけた(運輸業、取締役、60代) ・各章で振り返りとまとめがあり、理解を深めることができた(製造業、取締役、50代) ・雑談も入れながら飽きさせないよう話されていて、集中して聞くことができた 【第3講】「取締役の責任とコンプライアンス・法律知識」/講師:山口 利昭 氏 ・取締役という立場は思ったより重いと認識した(サービス業、執行役員、50代) ・実務に即した内容、理解しやすい講義でした(運輸業、取締役、40代) ・近年の法令変更などに対応していただいており、会社法知識のアップデートとなった(製造業、取締役、50代) ・取締役の法的責任と、対処法となる考え方を学べたことが良かった(サービス業、取締役、50代) ・近年のトピックスに関する広範な論点を、網羅的に取り上げていただき非常に参考となった(運輸業、執行役員、50代) ・色々な事例の説明があり、分かりやすかった(製造業、取締役、50代) ・本やネットだけでは分からない。自分で調べて分からないことが、分かりやすい説明で理解できた(サービス業、取締役、50代) ・取締役として求められること、リスクを理解できたので今後の仕事に活かせる。自分自身の危機意識が高まった ・自身ならどう判断するか考えさせる内容が、テキストに盛り込まれている点が良かった(運輸業、取締役、50代)
プログラム
【第1講】「取締役の役割と実務」/講師:才木 正之 氏 1.トップが求める取締役の役割とは 1)経営は経営者だけの仕事ではない!役員チーム推進する! 2)学習組織を作り、成長し続ける組織を創造する 3)取締役に必要なスキルと習慣力とは 2.外部環境と国策を理解し、チャンスを見出す 1)国策と外部環境変化の接点を確認する 2)SDGsを理解して長期戦略の検討材料とする 3)デジタル化(DX・生成AI)の波に乗って自社の強みを活かす 3.自社の強みを活かす戦略立案を考える 1)中期的な課題は、マーケティング・イノベーション・生産性向上・人材育成の4つである 2)マーケティングとイノベーションは幹部全員で毎月協議する 3)戦略チェックは、「論語と算盤」の思考で行う 4.戦略を実行管理する仕組みを構築する 1)月次の4サイクルチェックシステムで実行管理 2)毎月初の上司と部下の個人面談は不可欠である 3)管掌部門の「責任と自由」の規範を明示する 5.役員が行う幹部社員の育成法 1)幹部社員の育成は、経営会議で行う 2)幹部社員の育成フォローアップの行い方 3)真の成長は仕事を通じて行われる 6.自らを律して部下の成長支援に力を貸す 1)率先垂範の姿勢は崩さない 2)人材育成ではなく、成長支援の概念で取り組む 3)ミッション・ビジョン・バリューの一番の推進者になろう 【第2講】「決算書の構造と会社の数字の読み方・分析の基本」/講師:石橋 研一 氏 1.会計の仕組み 1)財務会計、制度会計、管理会計のちがい 2)計算書類の種類 3)会計の大原則 4)財務諸表の限界 5)役員としての会計との向き合い方 2.貸借対照表と損益計算書 1)決算書ができるまで ・貸借対照表と損益計算書の関連性 2)貸借対照表を理解する ・安全性分析 3)損益計算書を理解する 4)会計のルール (1)棚卸資産と売上原価 (2)固定資産と減価償却費 3.キャッシュマネジメント 1)キャッシュフロー計算書を理解する 2)役員として知っておくべき資金管理 3)自社の借入金を分析する 4.連結決算の基本 1)基本的な連結手法 2)連結決算でグループ全体を俯瞰する 5.決算書の分析から見えてくる会社の姿 1)ROAとROEを理解する 2)収益性分析から見えてくる会社の姿【ワーク】 3)安全性分析から見えてくる会社の姿【ワーク】 【第3講】「取締役の責任とコンプライアンス・法律知識」/講師:山口 利昭 氏 <第一部 総論> 1.取締役の法的責任を考えるための背景事情 1)日本再興成長戦略・未来投資としてのガバナンス改革(取締役会改革) 2)中小会社にも求められるコンプライアンス経営 3)メインバンク、行政による仲裁機能の低下 ~「村の長老」不在で法的責任論に光があたる時代 2.取締役の法的地位について 1)会社法上の権利・義務 2)誤解されがちな取締役の責任~取締役会の構成員であることに留意 3)金商法上の責任 4)コーポレートガバナンス・コードとの関係 5)改正会社法における取締役会改革 3.取締役のリーガルリスクをどう考えるか 1)敗訴リスク 2)提訴リスク 3)経営判断のプロセスの合理性こそ重要 <第二部 各論> 1.取締役は誰のために仕事をするのか 1)「善管注意義務」を具体的な事例から理解する 2)「内部統制の構築」を具体的な事例から理解する 3)「重過失」と「過失」の違いを理解する 2.ステイクホルダーへの配慮(コンプライアンス経営) 1)従業員-労務コンプライアンス 2)消費者、国民-景表法、公益通報者保護法 3)取引先-独禁法、下請法、不正競争防止法 4)株主、投資家-会計不正、情報管理(インサイダー規制) 5)地域-環境法、海外不正問題 3.取締役の権利・義務と「共助の精神」 1)監査役(監査役会)との関係 2)代表取締役との関係 3)会計監査人との関係 4)幹部社員、執行役員との関係 5)他の取締役との関係
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