来場セミナー
経営と会計を融合させる経理・財務マネジメントのアドバンスト・プログラム
CFO・会計プロフェッショナル養成コース【全3日間】
~財務分析、業績・利益管理、意思決定会計を経営視点から習得
日付
会場案内
※受付は30分前より開始いたします ※欠席・遅刻の場合は、必ずご連絡をお願いいたします ※会場は当日1F掲示板にてご確認ください ※電卓をお持ちください ※コース申込の場合は、割引適用価格となります ※コース申込の場合は、一部日程のキャンセルはできかねます ※各講(1日単位)ごとにお申込いただけます(各講のセミナー詳細よりお申込ください)
概要(狙い)
グローバル展開や事業の「選択」と「集中」が命題となっている中、会計・財務をいかに経営に活かし、戦略を策定・実行していくかが、これからの時代で勝ち残る重要なファクターであると言えます。したがって、経理・財務マネジメントには、経営視点に立ち、目まぐるしく変化する会計制度や経営環境に対応して、考え、実行する戦略的な役割が求められます。 本コースでは、経営分析・管理会計・経営財務の3つの視点から、ケースや演習を通して、会計・財務を経営に活用するための手法と実践力を習得します。
対象者
経理・財務、経営企画、内部監査、各事業部門等担当者
講師

ブライトワイズコンサルティング合同会社
代表社員、公認会計士、税理士
金子 智朗 氏
1965年生まれ。東京大学工学部、同大学大学院工学系研究科修士課程卒業。日本航空㈱において情報システムの企画・開発に携わる間に公認会計士試験に合格。プライスウォーターハウスコンサルタント(現・PwCコンサルティング)等を経て独立。現在、ブライトワイズコンサルティング合同会社代表社員。実務経験に基づく会計とITの専門性を活かし、会計全般、業務プロセス、内部統制、ITに関するコンサルティングを幅広く行うとともに、企業研修や講演も多数行っている。名古屋商科大学大学院ビジネススクール教授も務める。
著書:『「管理会計の基本」がすべてわかる本』(秀和システム)、『ストーリーで学ぶ管理会計~落ちこぼれ社員たちの奮闘記~』(Kindle)、『ケースで学ぶ管理会計』、『理論とケースで学ぶ財務分析』(同文舘出版)、他多数。
プログラム
※セミナー開催の2ヶ月前に最新のプログラムに更新します 【第1講】「財務分析の実践と会計指標の活用法」 1.財務分析を始める前に 1)貸借対照表の構造 2)損益計算書の構造 3)財務分析の体系 2.収益性分析 1)「収益性」とは資本利益率である 2)2つの収益性の指標 -ROAとROE 3)ROAの分解 4)総資本回転率のイメージ 【ケーススタディ】オリエンタルランド 5)グローバルスタンダードな収益性の見方 6)レバレッジ効果 【演習】収益性指標の計算 3.安全性分析 1)「安全性」とは支払能力である 2)短期的安全性:流動比率 3)長期的安全性:固定比率と長期固定適合率 4)長期的安全性:資本構成 【演習】安全性指標の計算 5)回転期間による分析 ●売上債権回転期間 ●仕入債務回転期間 ●棚卸資産回転期間 【ケーススタディ】自動車メーカーの回転期間 4.キャッシュ・フロー分析 1)なぜ、キャッシュ・フロー計算書は必要なのか 2)キャッシュ・フロー計算書の構造 3)3つのキャッシュ・フローとフリー・キャッシュ・フロー 【ケーススタディ】オリエンタルランド、トヨタ自動車、日産自動車、JR東日本 5.生産性分析 1)「生産性」とはインプットに対するアウトプットの比率 2)“ポスト資本主義”における生産性の意義 【ケーススタディ】通信事業者の生産性 【ケーススタディ】企業規模と生産性 【ケーススタディ】サウスウェスト航空低価格の秘密 3)「働く者の幸せ指標」という見方 6.株主関連指標と成長性 1)株主関連指標の種類 ●配当(インカム・ゲイン)に関する指標 ●株価(キャピタル・ゲイン)に関する指標 2)株価と成長性 【ケーススタディ】ファーストリテイリングの株価 【第2講】「業績・利益管理手法と予算管理の実践」 1.予算管理とは 1)予算管理=予算編成+予算統制 2)形骸化している予算管理 3)「脱予算経営」という考え方 ●脱予算経営とは ●脱予算経営の問題提起 ●脱予算経営が提唱する改善策 4)予算管理において解決すべき問題 2.予算編成のプロセス 1)トップダウンかボトムアップか 2)企業の置かれた状況によって採るべきプロセスは変わる 3)ローリング予算 3.管理会計ベースの予算管理 1)管理会計のカタチ 2)財務会計ベースの従来型予算管理 3)管理会計ベースの予算管理~管理できるものだけを管理する 4.配賦について考える 1)配賦の注意点 【設例】アウトソーシングすべきかどうか 【設例】コピー料金の配賦額は? 【設例】コスト計算のメカニズム 2)ABC(活動基準原価計算) ●従来の原価計算の方法 ●ABC(活動基準原価計算)とは 【演習】ABCによる配賦 3)ABCの本質的理解と留意点 5.重要性が高まる固定費の予算管理 1)マネジド・コストとコミッティド・コスト 2)コミッティド・コストの発生源は“キャパシティ” 3)管理すべきは稼働率 【ケーススタディ】トヨタ自動車 【ケーススタディ】パーク24の売上増加策 【ケーススタディ】サウスウェスト航空の低コストの秘密 4)予算差異と操業度差異で管理する ●実際配賦と予定配賦 ●予定配賦によって明らかになる予算差異と操業度差異 ●操業度差異の原因はどこにあるか 5)活動分析 【ケーススタディ】「忙しい」が口癖の営業担当者 6)“チャージブル・タイム”という意識を持つ 6.予算管理を行動管理に結びつける 1)バランスト・スコアカードという考え方 2)財務計画を行動計画に落とし込む 3)成果主義への応用 4)KPIは報酬にリンクさせるべきか? 【第3講】「経営・事業の意思決定のための管理会計」 1.管理会計とは何か 1)会計にもいろいろある 2)財務会計と管理会計の違い 2.意思決定の基本的な考え方 1)ピザ屋はいくら損をしたか 2)管理会計特有のコスト概念 ●埋没コスト(Sunk Cost) ●機会コスト(Opportunity Cost) 3.損益分岐点分析(CVP分析) 1)販売量と利益の関係 2)損益分岐点図(CVP図) 3)2通りの横軸の取り方 4)損益分岐点の求め方 【演習】損益分岐点の計算 5)安全余裕率、損益分岐点比率とその意義 【演習】売上変動に強いのはどちらか? 6)コスト構造の2つのタイプ ●変動費中心型 ●固定費中心型 4.投資の評価 1)タテの視点とヨコの視点 【演習】中期利益計画を立てる 2)投資の経済性計算のモデル ●評価単位は、個々の投資案件 ●評価期間は、投資の予想貢献年数全体 ●利益ではなく、増分キャッシュで評価 3)投資の経済的効果 【演習】キャッシュ・フローの計算 4)投資の経済性計算の手法 ●回収期間法 ●投下資本利益率法(ROI法) ●正味現在価値法(NPV法) ●内部利益率法(IRR法) 5)資本コストが割引率を決める ●資本コストとは ●株主資本コスト ●加重平均資本コスト(WACC) 【演習】資本コストの計算 【演習】取り替え投資の意思決定 【演習】投資の評価方法の選択
受講料
SMBC経営懇話会 特別会員
税込 103,950円
SMBC経営懇話会 会員
税込 118,800円
それ以外の方
税込 136,620円
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