来場セミナー
新任役員・次世代経営幹部のためのエグゼクティブ・プログラム
新任取締役・執行役員セミナー【3日間コースA】
各講 選択受講可
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来場会場
中之島セントラルタワー17階(弊社ホール)
大阪市北区中之島2-2-7
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オンラインセミナー
本講座は、それぞれインターネットに繋がる場所(職場・ご自宅等)から
パソコン等の端末よりご参加いただくオンライン講座です。
※受付は30分前より開始いたします ※欠席・遅刻の場合は、ご連絡をお願いいたします ※全講受講の場合、割引適用価格となります ※各講(1日単位)選択いただけます(上記よりお申し込みください)
概要(狙い)
7月31日(月)「取締役の役割と重点実務」 経営環境の構造変化の中、社長を補佐し全社業績を担う取締役の重要度が増しています。取締役には、自部門業績の達成は勿論の事、中長期・全社的な視野で自社の方向性を考え、将来に向けて経営改革を推進する責務があります。部長層と異なり、経営戦略を積極的に社長に進言し、実行する姿勢と能力が不可欠です。本セミナーでは、取締役に求められている役割を事例を用いて具体的にわかり易く解説いたします。複数の取締役がご参加いただくと、問題意識と活用手法が自社内で統一できるのでより効果的です。 8月2日(水)「経営の意思決定と会計知識」 役員になると「利益が出ていない商品・サービスをどうすべきか」「ある事業の投資にどれだけの効果が見込めるか」など経営や事業の意思決定をする機会が増えてきます。意思決定のためには定量的な分析が必要不可欠で、その分析を使って判断を行うための会計が「管理会計」です。この管理会計を正しく身につけていないと「マネジメント」において大きな意思決定の過ちを犯すことにもなりかねません。 本セミナーでは、役員の方を対象に会計の種類とその目的、財務諸表の見方・読み方の基本を踏まえた上で、意思決定を行うための管理会計の役立て方を豊富な事例と個人演習などを通じて解説します。 8月4日(金)「取締役の責任とコンプライアンス・法律知識」 今なお、毎日のように新聞紙上やメディアでは企業不祥事・不正や製品事故の報道が続いております。 さらに相次ぐ規律強化の法制化を受け、取締役の役割や責任は従前とは比較できないほどに重く強化されております。 今まさに、取締役は、何か起きた時に、知らなかったでは済まされません。 本セミナーでは、法律知識のない方、新任者の方にも理解できるように、法律の基礎から実務における重要ポイントまで、最近の経営環境や経営問題を踏まえながらわかりやすく解説します。
対象者
取締役・執行役員(特に新任の方におすすめします)・次世代経営幹部候補者
講師

御堂筋税理士法人 代表社員
株式会社組織デザイン研究所 代表取締役
才木 正之 氏
主な得意分野:中期経営計画、経営戦略、財務会計全般、組織変革 略歴:大阪府立大学経済学部卒業、平成6年税理士小笠原士郎事務所入所(現御堂筋税理士法人)。財務管理を背景に、経営計画の策定と実行推進、企業変革や会議のコーディネート、後継者・管理者の育成を中心にコンサルティング、社外役員、セミナーなどで幅広く活動。銀行・商工会議所などでの講演が多い。
著書:「2020年の会計事務所の経営戦略」(2019年中央経済社:共著)

ブライトワイズコンサルティング合同会社
代表社員、公認会計士、税理士
金子 智朗 氏
1965年生まれ。東京大学工学部、同大学大学院工学系研究科修士課程卒業。日本航空㈱において情報システムの企画・開発に携わる間に公認会計士試験に合格。プライスウォーターハウスコンサルタント(現・PwCコンサルティング)等を経て独立。現在、ブライトワイズコンサルティング合同会社代表社員。実務経験に基づく会計とITの専門性を活かし、会計全般、業務プロセス、内部統制、ITに関するコンサルティングを幅広く行うとともに、企業研修や講演も多数行っている。名古屋商科大学大学院ビジネススクール教授も務める。
著書:『「管理会計の基本」がすべてわかる本』(秀和システム)、『ストーリーで学ぶ管理会計~落ちこぼれ社員たちの奮闘記~』(Kindle)、『ケースで学ぶ管理会計』、『理論とケースで学ぶ財務分析』(同文舘出版)、他多数。

山口利昭法律事務所
代表弁護士
山口 利昭 氏
略歴:大阪大学法学部卒。平成19年~22年まで同志社大学法科大学院講師として会社法演習担当。ニッセンホールディングス㈱では社外取締役とともに、取締役会議長を務める(平成28年11月退任)。日本コーポレートガバナンス・ネットワーク理事。金融庁企業会計審議会内部統制部会委員。
著書:不正リスク管理・有事対応-経営戦略に活かすリスクマネジメント(有斐閣2014年)ほか
到達目標
7月31日(月)「取締役の役割と重点実務」 ◎中長期・全社的な視野で経営戦略を考えられるようになる ◎中期経営計画の策定方法と自部門の改革課題が理解できる ◎自部門の業績達成力、部下指導・育成力が強化できる 8月2日(水)「経営の意思決定と会計知識」 ◎管理会計の重要性と経営方針に使用すべき財務指標が理解できる ◎意思決定のために管理会計をどう役立てるかが理解できる 8月4日(金)「取締役の責任とコンプライアンス・法律知識」 ◎会社法等が求める取締役の義務と責任の本質を理解できる ◎昨今重要なESG経営やリスクを把握し、コンプライアンスを推進できる
参加者の声
「取締役の役割と重点実務」 ●自分の今後行うことを理解できた。 ●自身におきかえて話を聞ける話し方だった。 ●役員としての役割、役務として実践することがよく理解できた。 ●具体例があり、理解しやすかった。 ●取締役の役割を初めて体系立って説明を受けた。 ●幅広い知識と、前向きな姿勢で、聞きやすい声で御指導いただけました。 ●まとめシートの活用は良かった。 「経営の意思決定と会計知識」 ●非常にわかりやすく説明いただけた。事例を交えて説明してくださり、理解が深まった。 ●理解しやすいテキストでした。 ●会計の着眼点が理解できた。 ●とても理解しやすく時間が経つのが早く感じた。 ●戦略立案、意思決定にとても役立つ。 ●話し方が上手く、理解しやすい。 ●自社の強みを再確認でき、強化する点がわかった。 ●トレンドを踏まえた解説もあり、とてもわかりやすかった。 「取締役の責任とコンプライアンス・法律知識」 ●リスク・コンプライアンスで理解しておくべきポイントが網羅されており、勉強になりました。 ●本質まで掘り下げて説明いただいた。 ●テキストは保存版にします。 ●業務上判断を迫られる局面での決定を下すための重要な判断材料になると思う。 ●具体的、実際の事案によりリアリティがあり、考えさせられた。当事者となった時にここで考えたことが活用できる。 ●社内のコンダクトリスクや、内部統制の見直しに、今後活かしたい。
プログラム
【第1講】2023年7月31日(月)「取締役の役割と重点実務」/講師:才木 正之 氏 1.トップが求める取締役の役割とは 1)経営は経営者だけの仕事ではない! 役員チーム推進する! 2)学習組織を作り、成長し続ける組織を創造する 3)取締役に必要なスキルと習慣力とは 2.外部環境と国策を理解し、チャンスを見出す 1)コロナインパクトは、これからの時代の幕開け 2)SDGsを取り込んだ経営計画とは何か? 3)2025年デジタルガバメント政策からIT推進速度を理解する 3.自社の強みを活かす戦略立案を考える 1)中期的な課題は、マーケティング・イノベーション・生産性向上・人材育成の4つである 2)マーケティングとイノベーションは幹部全員で毎月協議する 3)戦略チェックは、「論語と算盤」の思考で行う 4.戦略を実行管理する仕組みを構築する 1)月次の4サイクルチェックシステムで実行管理 2)毎月初の上司と部下の個人面談は不可欠である 3)年間スケジュールを決めておくと経営の生産性が上がる 5.メンバーが育つ効果的な会議の進め方 1)好業績と幹部は会議で創る! 効果的な会議の進め方[必見] 2)会議の巧拙は経営のパフォーマンスに大きな影響を与える 3)会議の効果性を高める会議のルール 6.自らを律して部下の成長支援に力を貸す 1)率先垂範の姿勢は崩さない 2)人材育成ではなく、成長支援の概念で取り組む 3)人間学を一緒に学び、価値観を共有する 【第2講】2023年8月2日(水)「経営の意思決定と会計知識」/講師:金子 智朗 氏 1.会計の種類とそれぞれの目的 1)会計の種類 ・外部に報告するための「財務会計」 ・マネジメントに役立てる「管理会計」 2)避けて通れないIFRS(国際会計基準)の影響 2.財務諸表の見方・読み方 1)財務諸表の基本構造 ・主要3表の相互連関 ・貸借対照表(B/S):左右の関係と上下の関係 ・損益計算書(P/L):段階的利益計算と各利益の意味 ・キャッシュ・フロー 2)収益性 ・「収益性」とは資本利益率である ・2つの指標 ROAとROE ・ROAを分解する 実在企業の収益性分析【ケーススタディ】 3)生産性 ・生産性とは経営資源の活用度 ・ポスト資本主義時代の生産性の意義 実在企業の生産性【ケーススタディ】 3.意思決定のために会計をどう役立てるか 1)意思決定に役立たなければ管理会計ではない ・比較対象の明確化 損失額はいくらか【演習】 ・管理会計特有の埋没コストと機会コスト 追加受注するか否かの意思決定【演習】 2)管理会計をカタチにする 強化・撤退すべき部門はどれか【演習】 ・変動費と固定費を分ける ・固定費を個別と共通に分ける ・個別固定費を管理可能性で分ける ・共通部門の予算差異を分離する ・配賦について考える ・利益の源泉は顧客 組織戦略と管理会計【ケーススタディ】 4.「合理性を超える」意思決定 1)合理性のワナ 2)合理性を超えて成功したケース ・サムスン、グーグル、アップル 3)これからのガバナンスのあり方 【第3講】2023年8月4日(金)「取締役の責任とコンプライアンス・法律知識」/講師:山口 利昭 氏 <第一部 総論> 1.取締役の法的責任を考えるための背景事情 1)日本再興成長戦略・未来投資としてのガバナンス改革(取締役会改革) 2)中小会社にも求められるコンプライアンス経営 3)メインバンク、行政による仲裁機能の低下 ~「村の長老」不在で法的責任論に光があたる時代 2.取締役の法的地位について 1)会社法上の権利・義務 2)誤解されがちな取締役の責任 ~取締役会の構成員であることに留意 3)金商法上の責任 4)コーポレートガバナンス・コードとの関係 5)改正会社法における取締役会改革 3.取締役のリーガルリスクをどう考えるか 1)敗訴リスク 2)提訴リスク 3)経営判断のプロセスの合理性こそ重要 <第二部 各論> 1.取締役は誰のために仕事をするのか 1)「善管注意義務」を具体的な事例から理解する 2)「内部統制の構築」を具体的な事例から理解する 3)「重過失」と「過失」の違いを理解する 2.ステイクホルダーへの配慮 (コンプライアンス経営) 1)従業員-労務コンプライアンス 2)消費者、国民-景表法、公益通報者保護法 3)取引先-独禁法、下請法、不正競争防止法 4)株主、投資家-会計不正、情報管理(インサイダー規制) 5)地域-環境法、海外不正問題 3.取締役の権利・義務と「共助の精神」 1)監査役(監査役会)との関係 2)代表取締役との関係 3)会計監査人との関係 4)幹部社員、執行役員との関係 5)他の取締役との関係
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