来場セミナー
新任役員・次世代経営幹部のためのエグゼクティブ・プログラム
新任取締役・執行役員セミナー【コアコース】(E日程)
~勝ち残りをかけたリーダーの役割とマネジメント~
日付
会場案内
※受付は30分前より開始いたします ※欠席・遅刻の場合は、必ずご連絡をお願いいたします ※会場は当日1F掲示板にてご確認ください ※【全3日間】受講の場合、割引適用価格となります ※コース申込の場合は、一部日程のキャンセルはできかねます ※各講(1日単位)ごとにお申込いただけます(各講のセミナー詳細よりお申込ください)
概要(狙い)
インフレや円安の影響、気候変動リスクや人権問題等のサステナビリティ課題への対応等、現在、企業を取り巻く環境は大きく変化しており、今後も先が見えない環境が続くものと思われます。このような環境の下、取締役や経営幹部には、これまで以上に、競争優位の戦略立案・実行と変革を推し進める経営マインドや強力なリーダーシップが求められます。さらに、企業不祥事が相次ぎ、社会問題として取りざたされる中、会社法、コーポレートガバナンスコード等の規制強化を受け、取締役の役割や責任は従前とは比較できないほど、重く強化されております。 「新任取締役・執行役員セミナー」は、新任取締役・執行役員や次世代経営幹部候補者が、こうした環境で求められるリーダーとしての資質・能力を体得し、自らの意識を改革し実践に役立てていただくことを目的とした特別なプログラムです。
対象者
取締役・執行役員(とくに新任の方におすすめします)、次世代経営幹部候補者
講師

有限会社アイグラム
代表取締役 スミダコーポレーション株式会社 社外取締役 兼 取締役会副議長・指名委員会議長・報酬委員会議長 立教大学大学院社会デザイン研究科 客員教授
梅本 龍夫 氏
略歴:1956年東京生まれ。慶応義塾大学経済学部卒、スタンフォード大学経営大学院卒(MBA)。日本電信電話公社(現NTT)、ベイン&カンパニー、シュローダー・ベンチャーズを経て株式会社サザビー(現サザビーリーグ)取締役経営企画室長に就任。同社の第二創業を推進。また同社合弁事業のスターバックス・コーヒー・ジャパン株式会社の立ち上げプロジェクトの総責任者となる。他にエストネーションおよびアコメヤトウキョウ等の企画立案・事業立上げを推進。2005年に退任、同年アイグラム創業。物語を基軸とした新しい経営コンサルティングを開始。2015年より立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科にてビジネスと社会をつなぐプラットフォーム構築の研究・教育に従事。専門分野は、物語マトリクス理論、経営戦略、組織開発、新規事業開発、マーケティング、ブランディング、リーダーシップ&フォロワーシップ論、サードプレイス論、ライフストーリー論、パーソナリティ類型論。
著書:『数の神話―永遠の円環を巡る英雄の旅』(コスモスライブラリー 2009)、『日本スターバックス物語-はじめて明かされる個性派集団の挑戦』(早川書房2015) 共著:『都市・地域政策研究の現在』(金安岩男 他 編:一般財団法人 地域開発研究所 2019)第2章「都市の物語構造-新宿区の不思議な魅力の源泉を探る-」、『競争優位に導く業務改善とイノベーション』(矢作尚久編、日本医療企画2022)第1章「イノベーション」第2章「経営」

TMI総合法律事務所 パートナー弁護士
葉玉 匡美 氏
略歴: 1989年東京大学法学部卒業。 1991年最高裁判所司法研修所入所。 1993年検事任官、熊本地検検事などを経て2001年法務省民事局付検事。 会社法・社債等振替法立案に携わる。 2006年東京地方検察庁特捜部検事。 2007年よりTMI総合法律事務所パートナー弁護士。 2022年4月1日~2025年3月31日東京大学大学院法学政治学研究科 客員教授。
著書: 『Q&A 決算修正の実務詳解』(中央経済社)、『株券電子化ガイドブック[実務編]』共著(商事法務)、『会社法大系1』共著(青山書院)他

ブライトワイズコンサルティング合同会社
代表社員、公認会計士、税理士
金子 智朗 氏
1965年生まれ。東京大学工学部、同大学大学院工学系研究科修士課程卒業。日本航空㈱において情報システムの企画・開発に携わる間に公認会計士試験に合格。プライスウォーターハウスコンサルタント(現・PwCコンサルティング)等を経て独立。現在、ブライトワイズコンサルティング合同会社代表社員。実務経験に基づく会計とITの専門性を活かし、会計全般、業務プロセス、内部統制、ITに関するコンサルティングを幅広く行うとともに、企業研修や講演も多数行っている。名古屋商科大学大学院ビジネススクール教授も務める。
著書:『「管理会計の基本」がすべてわかる本』(秀和システム)、『ストーリーで学ぶ管理会計~落ちこぼれ社員たちの奮闘記~』(Kindle)、『ケースで学ぶ管理会計』、『理論とケースで学ぶ財務分析』(同文舘出版)、他多数。
到達目標
◎リーダーの役割と「戦略実行」のマネジメントを3日間で習得します
プログラム
新任取締役・執行役員セミナー<2024年度>は以下の日程で開催いたします ■新任取締役・執行役員セミナー【全5日間コース】 A日程/B日程/C日程/D日程 ■新任取締役・執行役員セミナー【コアコース】※E日程はコアコースのみ A日程/B日程/C日程/D日程/E日程 【第1講】「リーダーシップと戦略の実行」講師:梅本 龍夫 氏 1.経営戦略の基本 1)戦略とは ●戦略思考を身につける ~競争優位をどう築くか~ 2)全社戦略のフレームワーク ●ポートフォリオ管理 ~事業の「選択と集中」~ 3)事業戦略の作り方 ●ポジショニングとケイパビリティ ~位置取りで勝つか、組織能力を磨くか~ 4)全社戦略および事業戦略の事例とケーススタディ 2.経営の9つの次元 1)経営の9つの次元とは ●優れた経営組織に共通する仕組み ~「理念」→「戦略」→「実装」→「検証」のサイクル~ 2)理念 ●「WHY」から始める3つの次元 3)戦略 ●「HOW」を究める3つの次元 4)実装 ●「WHAT」を磨く3つの次元 5)ケーススタディ 3.上司と部下、リーダーとフォロワー 1)リーダーの使命とマネジャーの仕事 2)業務推進型(マネージャー論)から変革推進型(リーダー論)へ 3)フォロワーシップの本質 4)変革推進型のリーダーシップ ●カリスマ型リーダーシップ ●イノベーター型リーダーシップ ●サーバント型リーダーシップと自律衆知型フォロワーシップ 5)変革期のリーダー像&フォロワー像 6)上司&部下vsリーダー&フォロワー ●誰が(何が)中心か ●タテ型/外発的動機vsヨコ型/内発的動機 7)ケーススタディ 4.物語マトリクス理論 1)物語マトリクス理論とは ●ビジネスにおける「物語」の必要性 ~イノベーションや創発を促進するシナリオ~ 2)戦略開発と組織開発の連続化 3)深化と探索の一体的マネジメント 4)ダイナミック・ケイパビリティの習得 ●急激な環境の変化に対応する能力 5)ケーススタディ 5.両利きの経営 1)両利きの経営とは ●企業に求められる「既存事業の深化(漸進的イノベーション)」と 「新規事業の探索(飛躍的イノベーション)」の両立 2)深化と探索を両立させる 3)整合性モデルを活用する 4)戦略と組織を一体化する 5)ケーススタディ 【第2講】「取締役の責任とコンプライアンス・法律知識」講師:葉玉 匡美 氏 第1部 会社法・金融商品取引法等が求める取締役の義務と責任 1.取締役・取締役会の基礎知識 1)取締役とは 2)取締役会とは 3)取締役会の権限 2.取締役の責任 1)民事責任 2)行政責任 3)刑事責任 3.どのような場合に取締役は責任を負うか 1)善管注意義務違反 ●経営判断原則 ●内部統制・監督責任 2)金融商品取引法上の義務 ●開示義務違反 4.責任追及訴訟(代表訴訟) 1)代表訴訟の最近の傾向 2)典型的な代表訴訟のパターン 3)代表訴訟への対応 第2部 具体例にみるコンプライアンスと法律知識 1.労務 1)労務問題も取締役の損害賠償責任となるか 2)過労死の事例と対応策 3)うつ病の事例と対応策 4)セクハラの定義、最近の傾向と対応策 5)パワハラの具体例と対応策 2.粉飾決算 1)粉飾決算は取締役の責任問題に直結 2)架空売上、循環取引など、業績の粉飾の対応策 3)架空債務、キックバックなど、利益追求のための粉飾の対応策 3.偽装・情報漏洩 1)表示偽装の事例と対応策 2)データ改ざんの事例と対応策 3)個人情報漏洩の事例と対応策 4.独禁法・下請法 1)カルテルの事例とリニエンシーの実務 2)下請法の事例と対応策 5.インサイダー取引 6.事後的リスク管理としてのマスコミ対応 【第3講】「会計と意思決定」講師:金子 智朗 氏 1.会計の種類とそれぞれの目的 1)会計の種類 ●外部に報告するための「財務会計」 ●マネジメントに役立てる「管理会計」 2)避けて通れないIFRS(国際会計基準)の影響 2.財務諸表の見方・読み方 1)財務諸表の基本構造 ●主要3表の相互連関 ●貸借対照表(B/S):左右の関係と上下の関係 ●損益計算書(P/L):段階的利益計算と各利益の意味 ●キャッシュ・フロー 2)収益性 ●「収益性」とは資本利益率である ●2つの指標 ROAとROE ●ROAを分解する 【ケーススタディ】 実在企業の収益性分析 3)生産性 ●生産性とは経営資源の活用度 ●ポスト資本主義時代の生産性の意義 【ケーススタディ】 実在企業の生産性 3.意思決定のために会計をどう役立てるか 1)意思決定に役立たなければ管理会計ではない ●比較対象の明確化 【演習】 損失額はいくらか ●管理会計特有の埋没コストと機会コスト 【演習】 追加受注するか否かの意思決定 2)管理会計をカタチにする 【演習】 強化・撤退すべき部門はどれか ●変動費と固定費を分ける ●固定費を個別と共通に分ける ●個別固定費を管理可能性で分ける ●共通部門の予算差異を分離する ●配賦について考える ●利益の源泉は顧客 【ケーススタディ】 組織戦略と管理会計 4.「合理性を超える」意思決定 1)合理性のワナ 2)合理性を超えて成功したケース ●グーグル、アップル 3)これからのガバナンスのあり方
受講料
SMBC経営懇話会 特別会員
税込 111,870円
SMBC経営懇話会 会員
税込 128,700円
それ以外の方
税込 148,500円